I様邸／岡山市
建築家が設計した洗練された空間に、自然派志向のライフスタイルを大切にされるお客様の「個性を反映した」オーダーカーテン・ブラインドの事例です。
お好きなイメージに合わせて、生地の選定、縫製仕様、お手入れ方法まで、一つ一つ丁寧に、ご一緒に決めていきました。
リビングには新築入居時に設置されていましたが、その他のお部屋はどのようなものを付けたらよいか迷われていたため、今回ご相談いただきました。
【アトリエ】
アールの天井が素敵なこの空間には、このお部屋へのアプローチとなる廊下の壁からインスピレーションを受け、ご提案いたしました。
廊下の壁が特徴のアプローチから、自然につながるブラインド。アンティーク調に仕上げたブラインドの質感が、空間に調和しています。
中庭を挟んだご家族のスペースと、来客時にも使われるアトリエを、ブラインドとレースカーテンで視線をやわらかく遮ることで、解放感を保ちながらもプライバシーを確保。気になられていた問題も解消されました。
このレースは、生地を立体的に縫い付けた、とてもフェミニンなデザインで、空間との調和を保ちながらも、過度に主張することなく、ほどよい存在感を放っています。お客様の目にも留まり、選ばれました。
また、ブラインドの硬質な素材に、手前にレースを加えることで、柔らかさをプラスしています。ここでは、ほぼ装飾的な要素が強いですが、全体の雰囲気においては重要な役割を果たしています。吊元は、ナチュラル感を出すために、ヒダをとらないフラット仕様に。
【寝室】
続いて寝室です。寝室には、ラミー（リネンの一種）をセレクト。この生地の特徴である優れた通気性と吸湿性は、寝室を快適に保ちます。またラミー特有のハリ感と絹のような滑らかな光沢感がとても美しく、リラックスできる空間を演出します。
お客様もお好きな天然素材を使用したカーテンです。
ロールスクリーンはすでに設置されていましたが、デメリットである、一番上まで上げた時に外からの視線が気になる点に悩まれていました。そこで視線を気にせずに済むよう手前にレースを設置。
外からの陽射しもカーテンを通して美しい陰影に変わり、安らぎを与えてくれます。
【２階廊下】
２階の廊下には装飾的な要素と機能面も充実したものを設置。
こちらのロールスクリーンは、布地で構成されており、柔らかい雰囲気を持ちながらも、スラット（羽）の角度で光の入り具合を細かく調整できます。
【多目的ルーム】
将来お子様のお部屋(２部屋)になるご予定ですが、現在は多目的なお部屋としてお使いの為、長くお使いいただけるデザインに。広いワンフロアーに同柄の色違いをグラデーションに隣り合わせにしたことで、コントラストが生まれ、空間に動きと奥行きを感じさせます。
よく見ると、流れるような模様の中には艶のある糸が織られており、奥行きのあるモダンで上品なカーテンは、空間全体に落ち着きと高級感を与えます。
工事後お客様より、「おかげさまで、新しいカーテンになりお部屋の雰囲気もとてもよくなりました！細かい部分まで色々と丁寧にしていただき感謝しています。」と嬉しいお言葉をいただきました。
この度はご依頼いただきまして本当にありがとうございました！